展示会デビューのおすすめ

グループ展のすすめ

●作品展のメリット

コツコツ取り組んできて発表したい作品がたまってきた 仲間うちだけでなくほかの人の感想や評論も聞いてみたい、知人が作品展を開いたので自分もそろそろ作品展を開いてみたい・・・このような状況になってきたら、いよいよ「初めての作品展」という夢の実現が間近かも知れませんね。
作品展を行うことによって得られるメリットはたくさんあります。
・新鮮な観点、切り口からの感想や評論を聞くことができる
・作品を通じて新しい人脈ができる
・これからの制作の場や発表の場を広げることができる
・作品販売によって収入が得られる
ほぼどの作家さんの場合でも、作品展を行うとそれが刺激になってその後の制作活動が充実したものになり、ステップアップになると言われています。

●作品展は個展にこだわる必要はない

作品展のメリットは分かっていても、一方では「でも個展なんてまだ・・・」とハードルの高さを感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そんなときにおススメなのが、「グループ展」という形での作品展です。
グループ展というのは文字どおり複数の制作者がグループになって行う作品展で、実際に様々な形で多く開催されています。
グループ展のメリットは、なんと言っても会場費、広告宣伝費、お茶や芳名録などの雑費などの費用が2分の1、3分の1になることでしょうか。
また、個人では作品数が心配な場合でも、数人の作品が同時に展示されることによってその心配も解決します。
開催準備なども共同でやることになりますが、役割分担や当番を決めて気の合った仲間同士がワイワイガヤガヤ準備するのも楽しいものです。

●他の作家の刺激を受けられる

またグループ展ならではのメリットとして、自分以外の作家さんから様々な刺激が受けられると言う点があります。
一人だけで制作をしていると自分の作品を客観的に見る機会が少なくなりがちです。
他の作家が、どのような姿勢で制作に取り込んでいるのか感じ取ることのできる機会はなかなか得られないものです。
グループ展で他の作家さんの作品と並べて展示することによって、自分一人では気づかなかったことが見えてくることもあるかもしれません。

もう一つの大きなメリットが幅広い人脈を作ることができることです。
もちろん個展でも新しい人たちと出会うことはできるのですが、グループ展では知り合える人の幅がさらに広がります。
これは個展には無いグループ展ならではのメリットと言っていいでしょう。

●お客さんにとっても楽しい展示会に

グループ展だからと言ってお客さんの感想、批評の量や質も半分とか3分の1とかになるわけではありません。
組む相手によっては、自分とは異なる年代の方や嗜好の異なる方などからの批評を伺える機会が個展の場合より大きく広がることでしょう。
その意味では、「絵」と「絵」、「陶芸」と「陶芸」のような同じジャンル組み方よりも異業種的な組み方の方が収穫が大きいかも知れません。
また、同年代、同性よりも異なる年代、男女とり混ぜた組み合わせの方がより多様な結果を得られと思います。

●様々なテーマでグループ展を楽しもう

ガレリア ロッソ でも、これまで「クリスマス小物三人展」「絵てがみ展」など様々な形のグループ展が行われてきました。
それぞれ作家さんの作品がお互いに引き立て合い、作家さん同士も大いに参考になり刺激になったようです。
「来年もまたやろう」という新たな目標もできたようです。
お客さんも違うジャンルの作品や個性の違いを楽しんで居られたようです。

テーマさえ決まればどんなにかけ離れたジャンルでもグループ展ができます。
気の合った仲間と、同好の士と、またあっと驚くようなコラボになる仲間と、色々な可能性の広がるグループ展を気軽に楽しんでみませんか?

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